こんにちは!トリ女(日英中トリリンガル女子)のマミです。
本記事は「アラサー通訳者の妊娠ログ」第8回目で、30代前半・駆け出し通訳者のベビー出産当日をお伝えします。
2020年4月20日、新型コロナウイルスによる経済的ダメージの緩和を目的に、1人10万円の特別定額給付金の配布が閣議決定した。
その給付対象は4月27日時点での住民基本台帳(≒住民票)の登録者。
トリ女ベビーは4月30日出産予定のため、ギリギリ間に合わずに残念。。。
と思っていた矢先、なんと4月26日に陣痛発来!
ここまで来たら、給付金を是非獲得したい。
が、お産がまったく進まないまま、27日になってしまった。
果たしてトリ女ベビーは、10万円ゲットなるか!?
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妊活~妊娠判明まで
「アラサー通訳者の妊娠ログ」シリーズをよりご理解いただくため、本編お伝えする前にトリ夫婦のプロフィール&妊活~妊娠判明エピソードを下記にまとめた。
- トリ夫婦のプロフィール
トリ女 | トリ夫 | |
年齢 | 30代前半 | 30代後半 |
職業 | 会社員(社内通訳者) | 会社員(管理職) |
残業 | ほぼなし | 企業戦士として夜遅く帰宅 |
- 妊活のきっかけ:年齢
トリ夫婦ともに「結婚=子供つくる」という価値観なく、同棲1年+結婚2年たっても夫婦2人で楽しく過ごしていた。
その一方で「子供がいることで、より豊かな夫婦生活を送れる可能性もある」という考えもあり。
子ども作るなら、様々なリスクが高くなる高齢出産(32才以上で第1子を出産)になる前に生みたいと考え、2019年春から基礎体温測定、同年夏に本格的な妊活(排卵期に合わせてセックスタイミングを調整するタイミング法)を開始。
- トリ夫婦の妊活2大ルール
高齢出産前の子づくりを検討しているとはいえ、トリ女30代前半&トリ夫30代後半という年齢はさほど若くはない。
不妊治療の可能性や障害児を持つ可能性も十分にあるため、夫婦の良好な関係&互いのキャリアを優先事項におき、下記妊活ルール2つ設けた。
1.不妊治療はしない
夫婦の良好な関係を維持するため。
不妊治療は精神的&経済的負担が大きく、夫婦関係悪化の原因になりえる。
2.出生前診断を受診
互いのキャリアを優先するため。
出生前診断で判明する障害に限りあるものの、受診しないよりは受診した方がリスクを下げられる。
上記環境&妊活ルールをもとに、2019年夏から本格的な妊活(排卵期に合わせてセックスタイミングを調整するタイミング法)を開始したところ、タイミング法2回目でご懐妊のスピード妊娠となった。
より詳細な妊活~妊娠判明までエピソードにご興味ある読者は、下記記事をお読みいただきたい。
陣痛発来!
前回の妊婦検診でベテラン助産師から「出産予定日(4月末)過ぎそうですねー」と言われた、妊娠39週の妊婦トリ女。
が、その4日後(2020年4月26日)深夜、突然陣痛が来た。
コロナで立ち会い分娩禁止のため、産科病棟前で夫と別れ、一人内診室に向かうトリ女。
その結果、破水&子宮口(ベビーの通り道)2~3cmとのことだった。
あとは子宮口10cmになるまで陣痛室で待機するのみ、と楽観していた。
が、特に初産婦(第1子出産の妊婦)の子宮口は開きにくく、かなりの長期戦になるとはこの時予期していなかった。
最初は病院食(朝食)の写真を撮る余裕さえあった。
が、陣痛が徐々に強くなるにも関わらず、お昼になっても子宮口は3cmのまま(陣痛発来から12時間経過)。
お昼ご飯も食べられない痛みの中、お産を早めるため、病棟内の散歩&シャワー室での足湯(子宮を温めるため)を複数回実施。
夜ご飯はしっかり食べようと意気込んだものの、途中で嘔吐して完食ならず(陣痛発来から19時間経過)。
そしてとうとう消灯時間になり、助産師から衝撃的なコメントを受ける。
「トリ女さんの陣痛は、※前駆陣痛と言って、赤ちゃんを産むために必要な※本陣痛の一歩手前の陣痛です。なので、今日赤ちゃんが生まれることはないので、明日トリ女さんと赤ちゃんの様子を見てどうするか考えます。」
「トリ女さんは、お産のスタートラインにも立てていません。寝てるだけでお産は進まないので、座ったり、散歩したり、もっと頑張ってください。」
※マイナビウーマンによると、前駆陣痛は不規則に起きるのが特徴で、痛みの程度もまちまち。本陣痛は痛みを伴う子宮の収縮と、収縮の休止が規則的に繰り返し起こる。目安としては1時間に6回以上、間隔が10分以内の規則的な陣痛が本陣痛で、出産までにだんだんと間隔は短くなり、痛みも強くなる。
トリ女の陣痛、規則的に来て、夕食吐くほど痛いのだが、本当に、助産師の言う前駆陣痛なのだろうか。。。
と思いつつ、助産師を信じるしか選択肢はなく、翌朝(27日朝)まで痛みに耐えることになった(陣痛発来から24時)。
言うまでもなく、座ったり、散歩したりする余裕は皆無である。
深夜に痛みがさらに強くなり、陣痛来るたびにベットで悶えるトリ女。
前駆陣痛だから耐えなきゃ、と何度も歯を食いしばるものの、いつ終わるか分からない絶望感に溢れる。
そして陣痛の間隔もかなり短くなった(気がする)27日朝4時(陣痛発来から28時)、とうとうナースコールで痛みを訴えた。
「トリ女さん、子宮口10cmで全開ですよ!」
前駆陣痛がいつしか本陣痛になっていたらしい。
突然の分娩準備OKサインに戸惑うものの、陣痛にただ耐えるステージが終わって安堵。
あとは、いきんでベビーを出産するのみ。
いよいよ出産!!
陣痛が来るタイミングに合わせてお尻に力を入れて、お腹のベビーを外に押し出そうとする。
これが分娩室で起きている、いわゆる出産である。
この出産のクライマックスを語る本章で、お伝えしなければならないのは下記1点。
ベビー(生)が産まれる場所と排泄物(死)が出てくる場所はものすごく近いということ。
何を隠そう、トリ女、大人のアラサー女性にして、排泄物を処理してもらったのである。
まず、いきむ度にお小水(=尿)が流れ出るため、尿道に管を通してすべて排出。
これでお小水は万事解決。
残念ながら、お通じ(=便)にそのような解決策はない(病院によっては、分娩前に浣腸するトコロもあるという)。
陣痛のタイミングに合わせて目一杯いきむと、ベビーが出口に向かって前進すると同時に、お通じが排出。
その度に助産師が、無言でお尻の下のシートを交換してくれるのである。
出産を終えた今思い返すと、ものすごく恥ずかしい。
が、陣痛で悶える分娩最中は、そんなことを物ともせず、とにかく出産を早く終わらせたかった。
言うまでもなく、夫が立ち会い分娩できなかった唯一のメリットは、トリ女の排泄処理を見られずに済んだ事である。
そして分娩開始から2時間後の27日早朝、遂にトリ女ベビー誕生。
ちなみに、生まれたてのベビーはややホラーで、頭から顔が血だらけ、身体は※紫色をしている。
が、ベビー肺呼吸開始&助産師のサポートで、瞬く間に可愛らしい赤ちゃんに変化した。
※ベビーの血中酸素濃度はもともと低く、生まれた直後は紫色(チアノーゼ)である(出典:公益財団法人母子衛生研究会)
前駆陣痛&本陣痛に耐える30時間のお産を終えたトリ女。
出産直後に医師&助産師にお礼を言いつつも、早速お願い事を1つ。
「午前中までに※出生証明書を書いてください。」
※住民票登録には出生証明書が必要。
これで晴れて、トリ女ベビーは10万円受給対象になった。
産まれたばかりのベビーの手。本当に、本当に小さい。
おわりに
これで「10万円給付金ゲットなるか!?ベビー出産当日(39週4日)|アラサー通訳者の妊娠ログ⑧」はおしまいです。
10か月のトリ女妊娠生活もこれでおしまいです。
振り返ってみると、妊娠中期までは非常に順調でした。
が、後期に入って切迫早産リスク上昇、コロナ感染拡大、緊急事態宣言、立ち会い分娩中止と状況が刻々と変化。
さらに通院病院のコロナ院内感染も発生し、分娩すら危ぶまれる中、なんとか無事出産を迎えられました。
トリ女の出産を応援してくれた方々、医療従事者の方々、大変ありがとうございました!
記事更新のはげみになりますので、トリ女のTwitterをフォローしてもらえると嬉しいです。
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