中国語 留学

【2020年2月更新】北京・清華大学留学後のキャリア|中国語力ゼロで中国留学してみた④

2019年4月20日

こんにちは!トリじょ(日英中トリリンガル女子)のマミです。

本記事「北京・清華大学留学後のキャリア|中国語力ゼロで中国留学してみた④」は、本編&番外編含めて全5記事で構成される「中国語力ゼロで中国留学してみた」シリーズの第4回目(最終回)です。

 

第4回目の今回は、北京・清華大学での語学留学2年間を終えて、2016年夏に日本帰国したトリじょの2020年2月時点までのキャリアをお伝えします。

 

トリじょのように仕事やめて留学する社会人にとって、中国留学は時間的&費用的に大きな投資になります。

本記事が、留学を検討されている読者の皆さまに有益な情報になれれば幸いです。

【2020年2月追記】記事紹介

本編&番外編含めて全5記事ある「中国語力ゼロで中国留学してみた」シリーズ。

興味ある記事だけ読みたい読者のために、以下で全5記事簡単に紹介する。

  1. 中国留学のきっかけ&語学学校選びについては【2020年1月更新】中国語力ゼロで中国留学してみた①
  2. 留学1年目(清華大学の授業&HSK6級取得)については、【2020年1月更新】中国留学@北京・清華大学1年目|中国語力ゼロで中国留学してみた②
  3. 留学2年目(中検準1級取得&中国系企業でのインターン)&2年間のまとめについては、【2020年2月更新】中国留学@北京・清華大学2年目|中国語力ゼロで中国留学してみた③
  4. 帰国後のキャリアについては、このまま本記事を読み進めていただきたい。
  5. 留学中のスピーディな中国語力アップ方法①については【2020年3月更新】留学中に中国語力の伸びをスピードアップさせる方法|中国語力ゼロで中国留学してみた(番外編)

はじめに

東京外大英米科卒業後、英語講師や翻訳業務に従事していた。

組織に依存せず&一定収入得られる通訳者に憧れ、平日は通訳学校に通い、土日は語学勉強に費やす日々。

一見、真面目でモチベーション高い社会人だったが、内心英語まみれの生活に大変疲れていた

 

そんな矢先に当時の会社でハラスメントに巻き込まれ、職場にいづらくなってしまったのである。

 

転職するスキル&経験もない、職場に居場所もない、20代後半のトリじょ

突然人生詰んでしまった

 

そんなトリ女の救世主として現れたのが義父ちちだった。

人生もう1度ゆっくり考えてごらん、と中国留学の機会をくれたのである。

 

北京・清華大学の語学留学2年間を経て、海外留学経験HSK6級&中検準1級中国企業での実務経験を得たトリじょ

「中国語力ゼロで中国留学してみた」シリーズ最終回の今回は、日本帰国後のキャリアをお伝えします。

留学後のキャリア1

まず、日本帰国直後のトリじょ・スペックを下記にお伝えする。

 

  • 英語:(資格)英検1級、TOEIC970点、(実務経験)英語講師&日英翻訳、(学歴)東京外大英米科卒
  • 中国語:(資格)HSK6級、HSKK高級(HSKスピーキングテストで難易度1番高いもの)、中検準1級、(実務経験)日本語教師、中国企業での日英・日中翻訳業務、(学歴)清華大学対外漢語文化教学中心にて2年語学留学

 

という、語学にかなりかたよった(年齢の割に)実務経験少ない、微妙なキャリア

 

それに対し、転職活動でのトリじょは、少なくとも下記のどちらかが満たされる仕事を希望した。

 

  1. 日英通訳経験獲得(長期的には日中通訳も経験したいが、現段階ではスキル的に困難)
  2. トリリンガルキャリア形成(業務内容は問わず、気が進まない仕事&業界でなければOK)

 

まず「1.日英通訳経験獲得」について。

中国帰国直後になぜ日英通訳経験?と疑問に思われた読者も多いと思う。

 

理由はいたってシンプルで、英語力、中国語力ともに、程度の差はあれスキル&実務経験が中途半端で、一定以上の経済力を安定的に得るには、どちらか1言語のスキルをさらに磨いていく必要があるからである。

 

当時のトリじょの語学力では、英語力の方が圧倒的に高く、かつ英語の方が日本市場での需要も高い。

中国で出会った夫(当時は「彼」だったが)との結婚が現実味を増す中、個人のスキルを頼りに、より自由に働けそうなスペシャリスト・キャリアを築くのも一案。

かつ、もともと組織に依存せず&一定収入得られる通訳者に憧れていたこともあり、日英通訳経験を積みたいと考えた。

 

もちろん、中国語を捨てるわけではない。

日英通訳キャリアを積みながら、で中国語キャリアを探っていくつもりだった。

 

つぎに「2. トリリンガルキャリア形成」について。

せっかく中国留学したんだから、英語とともにトリリンガルキャリアを形成したい!というシンプルな発想。

 

トリリンガル人材は希少だが、その分需要も少ないのが日本の労働市場の現状。

したがって、英語&中国語使う仕事で、気が進まない業務内容&業界でなければ何でもやってみようという考えである。

 

通訳経験なしで通訳経験積もうとするアラサー・トリじょ、トリリンガル需要ないのにトリリンガルキャリア形成希望のアラサー・トリじょ

言うまでもなく就職活動は苦戦したが、とある自称・ベンチャー企業の貿易・商品企画部で採用された。

英語圏&中国語圏の海外サプライヤーからの商品買付け&商品開発に英語&中国語が必要とのことで、トリリンガルキャリア形成が1歩前進したのである。

留学後のキャリア2

自称・ベンチャー企業を1年で退社したトリじょ

残業時間月80時間近いときもあり、業務量的にハードだったが、電話&メールで英語を毎日使用して(中国語はたまに使用程度)、20代に通訳学校通行ってた時より英語力の圧倒的な伸びを実感した1年だった。

それが結果的に、現職の日英社内通訳につながったのだと思う。

 

通訳の求人を見ると理解いただけると思うが、未経験の通訳(希望)者を雇う企業はほぼ皆無

通訳を必要とするビジネスシーンは、基本的に役職高い人同士の重要なミーティングのため、未経験者を雇うメリットがないのだ。

そんな中、通訳経験ある応募者を断ってトリじょに内定出すという暴挙に出た現職。

後日人事担当者に採用理由を聞くと「なんかいろいろアグレッシブそうだったから」とのことだった。

 

2020年2月現在、通訳未経験のトリじょが社内で唯一の通訳者になった当時を振り返ると、トリじょ自身も、トリじょの分かりづらい日本語訳を、緊張感漂うミーティングで必死に理解しようとしてくれた現職の上司たちもとにかく大変だった

今も通訳スキルは駆け出しレベルだが、ビジネス通訳検定2級を取得し、検定主催する通訳技能向上センターによると「ビジネス通訳をする上で必要な知識・用語が身についており、日本語・英語の両言語において適切な表現で逐次通訳をすることができる」までに通訳者として成長できた。

 

一方の中国語は、日英通訳スキル向上に必死すぎて、ここ数年勉強できないでいる。

東京オリンピックボランティア関係で受験した語学レベルチェックによると、2020年2月現在の中国語レベルはCEFR(セファール)B2で、HSK公式HPによると「お互いに緊張しないで母語話者とやり取りができるくらい流暢かつ自然である」語学力とのこと。

実情は「日常会話ベースでの中国語に苦手意識はないが、ビジネスシーンで中国語ネイティブと話すとなるとかなり緊張する」レベルで、昨年2019年に日中通訳業務もあるインターンに参加したが、トリじょいないよりは、いた方がマシくらいの通訳完成度だった。

 

以上より、2020年2月現在のキャリアは、本ブログの副題「日英通訳者の私が+αで中国語のキャリアを模索します」状態となっている。

留学後のキャリア3

特に女性は、キャリアとプライベートを切り離して考えにくい

キャリア1&キャリア2では純粋にキャリアのみお伝えしたが、本章キャリア3では、プライベートを合わせた今後のキャリア展望をお伝えしたい。

 

今年2020年春に第1子出産予定のため、あと数か月で産休&育休に入る予定である(現在妊娠8か月)。

例のごとく保育園の競争率が高く、来年復職できるか不明。

仮に復職できたとしても、近くに病児保育(高熱など病気になった子供を預かってくれる施設)もなく、ドタキャン絶対不可の通訳者が続けられるか、かなり微妙なトコロ。

 

したがって、出産以降の数年間のキャリアについては、育休中に再考予定である。

 

トリじょの妊活~妊娠をお伝えしている記事はこちら。

おわりに

これで「北京・清華大学留学後のキャリア|中国語力ゼロで中国留学してみた④」はおしまいです。

 

帰国後中国語メインの仕事を発見&就職面接行ったこともありましたが、要求語学レベル高いわりに、労働条件さほど良くないため中国語メインの求職活動を断念した経緯があります。

 

中国系企業に面接行った記事はこちら。

トリ女の転職:中国系企業・中日翻訳・通訳編

 

トリじょの趣味の1つが語学求人検索なので、帰国直後以降から2020年2月現在まで語学求人見てきました。

が、他に専門スキルない限り、英語よりも圧倒的に条件が良い中国語メイン求人は皆無。

その代わり必須条件に英語、歓迎条件に中国語を求める企業は増えてきたなあ、という印象があります。

 

英語需要が他言語を圧倒する日本の労働市場ですが、それでも中国語で自身の道をひらききたい!という強い意志を持つ読者を微力ながら応援しています。

センター中国語解説記事も書いてますので、読者の中国語力アップに貢献できれば幸いです。

 

記事更新のはげみになりますので、トリ女のTwitterをフォローしてもらえると嬉しいです。

 

「中国語力ゼロで中国留学してみた」シリーズはこちら。

  1. 中国留学のきっかけ&語学学校選びについては【2020年1月更新】中国語力ゼロで中国留学してみた①
  2. 留学1年目(清華大学の授業&HSK6級取得)については、【2020年1月更新】中国留学@北京・清華大学1年目|中国語力ゼロで中国留学してみた②
  3. 留学2年目(中検準1級取得&中国系企業でのインターン)&2年間のまとめについては、【2020年2月更新】中国留学@北京・清華大学2年目|中国語力ゼロで中国留学してみた③
  4. 帰国後のキャリアについては、このまま本記事を読み進めていただきたい。
  5. 留学中のスピーディな中国語力アップ方法①については【2020年3月更新】留学中に中国語力の伸びをスピードアップさせる方法|中国語力ゼロで中国留学してみた(番外編)
  • この記事を書いた人

Mami@Trilingual in JP, EN and CH

中国語キャリア模索中のアラサー駆け出し日英通訳者。超論理思考の夫に日々脳トレしてもらう、非キラキラ系コンサル妻。2020年4月第1子出産。 Fledgling English-Japanese interpreter, seeking for Chinese career as +α. At the same time, wife who has a consultant husband with ultra-logical thinking. And mother who gave birth in April 2020.

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