こんにちは!トリ女のマミです。
今回はトリ女が日々拝聴しているNHKラジオ講座『実践ビジネス英語』を、
- ビジネス英語力を磨きたい方
- アメリカ文化に興味ある方
を対象に自信をもってご紹介します。
はじめに
トリ女が『実践ビジネス英語』を初めて聞いたのは約10年前の大学卒業後。
リーマンショック直後の就職活動で惨敗し、
塾の先生にしかなれなかったトリ女は自分に自信を失い(補足:今となっては拾ってくれた塾に感謝しております)、そんな自分を変えるために英語力を伸ばしてさらなるキャリアアップを誓った、という甘酸っぱい経験からです。
当時TOEIC900点以上・英検1級あったトリ女ですが、
留学経験もなく、リスニング力・単語力もないため、
『実践ビジネス英語』は凄まじく難しかった。
ただ、どうしても英語がイケてる女性になりたかったトリ女は、
本来の実力より少し高めの stretch goal (少し高い目標)よりはるかに高いsuper stretch goal (造語)を自ら課して、ほとんど何言ってるか分からない『実践ビジネス英語』に食らいついたのでした。
『実践ビジネス英語』って?
NHKが提供するラジオ英語講座で、
難易度が一番高い講座(CEFRのC1)※1。
ニューヨークで健康・美容関連ビジネスをグローバルに展開する企業で働く、日本人社員を主人公に、同僚たちとの会話を通して実践的な英語を学ぶ(2019年3月時点)。
※1 英語で出来ること=CAN-DOをベースにしたヨーロッパの指標で、C1は「広範で複雑な話題を理解して、目的に合った適切な言葉を使い、論理的な主張や議論を組み立てることができる」レベル。
カナダ人やイギリス人の上司や同僚が登場するものの、米国英語をベースに、
米国の社会現象や流行等について会話が展開していく。
会話スピードは速めで、
かつ米国で最近使われるようになった単語やフレーズが出てくるのが特徴。
通訳現場で役立ったトリ女エピソード
トリ女が『実践ビジネス英語』に助けられたエピソードを1つご紹介します。
【状況】
トリ女が働いている小売り企業の業績について、フランチャイザーである米国のカウンターパートから状況報告を求められる。
【会話】
(米国)"Could you breifly explain about the performance of the briks first?"
(トリ女通訳)「最初に『briks』の業績を簡単にご説明ください。」
皆さま、「briks」って何だと思いますか?
単語自体は「レンガ(brick)」の複数形ですが、
もちろん文脈上「レンガ」を指してるわけじゃないんです。
実はこれ、形容詞「bricks-and-mortar(実店舗の)」から派生した名詞で、
「実店舗」っていう意味なんです。
トリ女の会社はECサイトと実店舗を運営しているので、
上記米国カウンターパートの質問は、(
ECサイトを除いた)実店舗だけの業績を教えてほしいっていう意味でした。
「bricks-and-mortar」は「レンガとモルタルで作られた」の意味から派生して、
「実店舗の」という意味も持つようになったと『実践ビジネス英語』で習い、
その2-3か月後に実際上記のような質問されました。
ミーティング開始直後にこの質問だったので、
「bricks-and-mortar」を知らなかったら、
しれっと「最近のビジネス状況をご説明ください。」と曖昧に訳したと思う。
誤訳ではないにしても、なるべく正確に訳したいですよね。
杉田敏先生、ヘザー先生、本当にありがとうございました!
おわりに
『実践ビジネス英語』を聞き続けて約10年経ちました。
今はトリリンガル女子(トリ女)を目指しているということもあり、
当時の目標「英語がイケてる女性」からやや方向転換している気もしますが、
曲がりなりにも日英社内通訳になれたということで、
目標は多少達成したことにします笑。
語学勉強は孤独な作業で、
かつ短期間で成果が出るわけでなはいので、モ
チベーション維持が語学力アップのカギだと思っています。
毎月約20万人が『実践ビジネス英語』を聞いてますので※1、
皆さんもトリ女と一緒に聞いてみませんか?
※1 参考情報:2017年8月4日「あの人に迫る 杉田敏 ラジオ「実践ビジネス英語」講師」https://www.chunichi.co.jp/article/feature/anohito/list/CK2017080402000226.html
記事更新のはげみになりますので、
トリ女のTwitterをフォローしてもらえると嬉しいです。
過去のラジオ講座を厳選してまとめた本もありますので(もちろんCD付)、
こちらを試してみても良いかもしれません。